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Farm Blogブログ

誰もしていないことが間違っているとは限らない。

2022.01.14

こんにちは!デザイナーのツキヤマです!

農家のみなさん、こちらのファンを見たことありますか?



恥ずかしながらツキヤマ、5年前に農業法人に勤めるまでこのファンの役割を知りませんでした。
「もぐら撃退ペットボトルの本格番かな?」程度の認識でした・・・

こちらは防霜(ぼうそう)ファン。
低温の地表面に、地上約6〜8メートルの温かい空気を送り込むことで、
果樹や茶の霜の被害を防ぐ目的があります。

昨年、シナノグルミの出荷量は先シーズンの2割程度と聞かされていました。
原因は、クルミの開花時期(4−5月)に遅霜に当たったのが原因とのこと。
クルミの木は手間がかからないとも言われ、
2〜3年に一度、遅霜に当たると運が悪かったと諦めるしかない農家さんもいらっしゃいます。

けれどひょっとしたらひょっとするのかもしませんが、
この防霜ファンがあれば霜の害からシナノグルミ達を守れるのではなかろうか?

防霜ファン
メリット:低温で自動的に動作し、労力がかからない
デメリット:高額。霜害以外では利用法がない
設置費用が約50〜100万円/1反歩

防霜ファン以外の霜対策方法をご紹介します!

燃焼法
圃場で灯油などを燃焼させ、降霜を防ぐ方法。
メリット:温度は確実に上昇
デメリット:土台となるスチール缶や灯油の準備が必要
灯油代が1反歩約1万円/1回
私の住む白馬村ではまず見る機会がありませんので、通報されるかもしれません。
ですので、ルールとして消防署へ届出書の提出と、燃焼前後に毎回電話連絡が必要。
また、警察署にも毎回燃焼前に電話連絡が必要です。

散水氷結法
スプリンクラーや灌水チューブで散水した水が凍る際に発する熱により、
作物の温度が0℃以下にならないように保つ方法。
メリット:労力が少ない
デメリット:大量の水が必要
初期費用はスプリンクラータイプだと約45万円/1反歩、灌水チューブタイプだと約17万円/1反歩。
スプリンクラーの設置のほうがメジャーなようです。

以上、果樹の霜対策のご紹介でした!

ツキヤマが農業が面白いと思うのは、
見渡せば知恵や技術はたくさんあり、
もしかしたら異なる作物でも使えるかもしれないぞ?
そんなノビシロを感じてワクワクできるところです。

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